乳歯はむし歯になりやすい!
3歳頃になると、個人差はありますが乳歯がほぼ生えそろいます。食べ物を噛むための筋肉が発達して大人が食べるのと同じような硬さや弾力のある物を食べれるようになってきます。しかし、食べ物の幅が広がるということはむし歯の原因になるプラークなどの汚れが残りやすくなり、むし歯になりやすくなる時期になります。子ども自身で歯磨きをする習慣をつけ意識してもらうとともに、親御さんの仕上げ磨きでしっかりとケアしてあげましょう。
~乳歯はむし歯になりやすい~
乳歯は、むし歯の進行が早く、歯と歯の隙間の見えにくいところで広範囲に広がり大きくなりやすいという特徴があります。永久歯に比べて乳歯は、歯に栄養や血液を供給する歯髄という神経が大きく、エナメル質が薄いという特徴があります。そのため、むし歯ができてしまうと短時間でむし歯菌が神経に到達してしまいます。
では、乳歯のむし歯を放っておくとどうなると思いますか?乳歯は後から生えてくる永久歯を導く目印になり、スペースを確保する役割があります。乳歯がむし歯になって早いうちに抜けてしまうと、永久歯が生えてくるスペースが不足してしまい、正しい位置に生えることができなくなってしまいます。乳歯は後に生えてくる永久歯のためにもむし歯にならないようにしっかりとケアしてあげましょう。
~姿勢と歯並びの関係~
永久歯がきれいに生えてくるためには姿勢も大切になってきます。足をブラブラさせた状態で食事をすると、噛むための力や面積が低下してしまい、あごの骨が十分に発育できずに歯並びが悪くなってしまいます。踏み台などを使い足を安定させることで、あごの骨の発育をよくすることができます。また、食事中にテレビを見たりするために顔だけを横に向けて食べる習慣がある場合もあごの発育に支障をきたします。乳歯が生えてきて家族揃って食事を食べる楽しみを教えてあげることと同時に正しい姿勢を身につけていけるように教えてあげることができたらいいですね!
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