オペラ歌手は歯が悪い?
みなさんオペラは見たことありますか?歌でいろいろな感情を表現するオペラ歌手の歌声は美しくとても迫力がありますよね。
そんなオペラの本場と言われている、イタリアのオペラ劇場には劇場専属の歯科医がいるというのですが知っていましたか?
専属の歯科医がいるなんてなぜなのでしょうか?オペラ歌手はむし歯になりやすいのでしょうか?
実はそういう訳ではなく、オペラ歌手はその歌声の声量に凄まじいものがあり、その声の衝撃によって、前歯が突然抜け落ちてしまうことがあるというのです!本格的な発生練習を続けていると、「呼気流動圧」は非常に強力になり、歯が折れるくらいの圧力がかかるそうです。何度も何度も練習を重ねれば重ねるほど歯に衝撃を与え続けてしまうため、本番直前になって歯が抜け落ちることも珍しいことではないと言います。そんな緊急事態の場合に劇場専属の歯科医がすぐに治療してあげるのだそうです。
オペラ歌手の歌声が本格的になればなるほど歯が抜けやすくなるみたいなので、専属歯科医が居るというのは本場イタリアならではという事かもしれませんね。
迫力のある美しい歌声を聴かせてくれる裏側で、そんな知られざる苦労があるとは驚きです。一種の職業病みたいなものですね。イタリアではこのようにして歯が抜けてしまった場合、労働災害として認められているのだそうです。
このように職業や趣味、癖などで歯に何らかの影響を及ぼしかねない人はたくさんいます。リードを加えて息で音を出す楽器の場合、その加える圧力が前歯の痛みやトラブルを発生させることがあります。場合によっては、前歯が前方に突出していわゆる「出っ歯」になってしまう場合もあります。右側ばかり頬杖をついているせいで、軽度の顎関節症になり、痛みや音が鳴るようになってしまったり、歯並びが悪くなる場合もあります。何事も、同じところに過度な負担をかけるのはよくないということですね。一度自分の癖や習慣を見直してみて下さい。意外なところに痛みの原因があるかもしれませんよ。
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