いろんな歯のお話
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いろんな歯のお話

2016年04月12日(火)7:33 PM

 新年度が始まって早いものでもうすぐ2週間が経とうとしていますが、皆さんそれぞれ新しい環境でいかがお過ごしでしょうか…。満開だった桜もそろそろ葉桜になりつつあり、これから新緑の季節に向けて、ドライブ、ハイキング、アウトドアなど…お出かけするのがますます楽しみになりますね。

 先日お天気も良く、子どもたちの大好きな動物園へ行ってきたのですが、今まで何度か行っていたのに気が付かなかった面白いことを発見しました。そこで今回はそのお話をさせていただきたいと思います♪
動物園ではいろいろな動物ごとに、動物の名前が書かれていたり、その動物の特徴などが書かれていたりする看板やポスター等があると思いますが、よく読むとなんと!歯についての説明もありました。例えば…、動物の王様ライオンは、肉食動物ですから獲物を捕らえ噛み切れるように特に犬歯(糸切り歯)が発達して1本1本の歯は大きく鋭い形をしているそうです。またうさぎやモルモットなどの歯は『常生歯(じょうせいし)』と呼ばれ、一生伸び続けるそうです。だから、うさぎなどは硬い食べ物を食べたりして、歯をすり減らしているそうです。それから動物園といったらおはなのなが~いぞうさん。ぞうは一生の間に6回も歯が生え変わるそうです。サメの歯はどんどん生え変わるというのは聞いたことがありましたが、ぞうは生え変わる回数が決まっているのですね。その反対に歯が全く生えない動物は、亀や鳥などだそうです。確かに歯があるイメージがありませんね。

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ちなみに私たち人間の歯は…というと、子どもの頃『乳歯』と呼ばれる歯が全部で20本生えますが、その乳歯は一度は抜けて生え変わり、その後『永久歯』と呼ばれる大人の歯が28本生えます。さらに親知らずも入れると32本生えている方もいます。永久歯は生涯にわたって使う大切な歯です。むし歯や歯周病になって抜けてしまったら、ぞうやサメのように生え変わることはありません。

 

近年では再生医療の研究も進んでいるので、近い将来には歯を失った部分に再度歯を萌出させることができる日がやってくるかもしれませんが…
また、動物の中で一番人間の歯に近いと言われているのは、チンパンジーで、乳歯が20本、永久歯は32本で生え変わりも1回だそうです。

 動物によって、歯の名前や生え変わり方が違うだけでなく、いろんな特徴があるのですね。
皆さんも何かご存知でしたか?もしこれから動物園へ行かれる予定のある方は、ぜひ動物の歯にも注目してみてくださいね!



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