~梅雨と虫歯の関係~
6月の花の代名詞 紫陽花が大輪の花を咲かせる頃となりましたね!
そして、うっとうしい梅雨の時期でもありますが、歯にも梅雨との関係があるのです。
梅雨になると歯が痛く感じたりした事はありませんか?
気圧による影響のようですが、虫歯など問題がある歯に多いようです。
みなさんの中に、飛行機に乗ったときや、標高の高い山に登山に出かけた時などに歯が痛くなった経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか?
以前、テレビでイモトアヤコさんがエベレストなどの世界最高峰に挑戦する番組があったのですが、途中のベースキャンプで急に歯に激痛が・・・(´;ω;`)ウゥゥ
ヘリコプターをチャーターして遠くの歯医者さんにまで行き抜歯をして、また戻って登山を再開したという
プロ意識をみせられたことがありました。
歯痛は、偶然の出来事のようではありますが、実は気圧の変化により彼女の虫歯が急性症状を起こしたようです。
ではなぜ気圧の変化で歯が痛むのでしょうか!?
気圧の変化でよく聞く話が、標高の高い山に登山したとき、お菓子の袋がパンパンになる、飛行機に乗って離陸する時に耳がキーンと痛くなるということがあります。
実は歯の中でもこれと同じようなことが起きているのです。歯のエナメル質の内部には「歯髄腔」という神経が入っている空洞があり、歯髄腔はふだん外の気圧と等しくなっています。
しかし、飛行機の離陸や登山などで短時間の間に外の気圧が下がると、気圧の変化に対応しきれず、低下した外の気圧との差で内側から圧がかかり一時的に痛みがでることがあります。
このとき激しく歯が痛む場合は虫歯があることがほとんどです。
通常はひどい痛みがでていない虫歯でも、気圧の低下により激しく痛むことがあります。これらを「気圧性歯痛」や「航空性歯痛」といいます。
特徴としては、健康な歯髄や適切に治療された歯にはおきにく、
気圧高度が8000~10000フィート(2500~3000メートル)付近で起きやすい。
慢性の炎症などがあると急性化することがあるなど。
登山や飛行機のほかにも、スキューバダイビングや台風などの気圧の変化でも痛みが出る可能性があります。
やはり普段からの、虫歯・歯周病予防などの心掛けが大事なのですね!
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