歯のケガ
ホーム > 歯のケガ

歯のケガ

2016年09月13日(火)11:47 AM

まだまだ暑い日が続いていますが、朝・晩は秋めいてきました。もう、夏も終わりですね。

皆さん、夏の思い出はできましたか?

我が家では、キャンプに行ったのですが、そこで思わぬ出来事が…!

4歳の息子が転んだ拍子に歯をぶってぐらぐらになってしまったのです。

打ち所が悪かったようで、すぐにかかりつけの歯医者へ行き、隣の歯とくっつけてもらいました。

急に歯がぐらぐらになってしまったらびっくりしますし心配ですよね。

今回は、経験もふまえて「歯のケガと対処方」のお話をしようと思います。

ha51

 

≪歯の打撲≫

今回の息子のように”転んでぶつけてしまった”というのは子どもさんによく見られると思います。

その時は何ともなくても、しばらくたったら歯の色が変わってくることもあります。ぶつけたショックで神経が死んでしまっている可能性が高いので、この場合は神経の治療が必要になります。強くぶつけた後は、痛みがなくても経過観察をしてあげてください。

 

 

≪歯の破折≫

子どもさんの場合だけでなく、大人の方でも歯が折れてしまったというのはよくあることです。

折れたり欠けたりしても、歯を捨てずに歯科医院に持ってきてください。場合によってはくっつけることができるかもしれません。

 

 

≪歯の完全脱臼≫

わかりやすく言えば、歯が完全に抜けてしまうことです。転んで歯が抜けるなんで信じられないかもしれませんが、実際に以前働いていた所であった事例です。この場合ももちろん歯を持ってくるのですが、汚れていてもゴシゴシと洗わず、軽く水で流すくらいで持ってきてください。なぜかというと、「歯根膜」という再植に必要な部分が取れてしまうといけないからです。そして、持ってくるときもティッシュにくるんでもってくるのではなく、なるべく歯を元の位置に戻してあげてください。(止血効果もあります。)それが出来ないときは牛乳に浸して持ってきてください。とにかく乾燥させないことが大事なので牛乳がなければ水道水でも構いません。

 

そして、どんなケガの場合でも、「必ず歯医者に電話をしてから行く」ということが大事です。

焦る気持ちもとてもよくわかりますが、電話をすることで、診察台を空けておくことができ、医院についてすぐに処置に移ることができます。空いていなかったとしても、出来る限り早く取りかかれるように準備しておくこともできますので、一度電話をしてみてください。

 

1番いいのは、ケガをしないことですが、“やってしまった…”という時もありますよね。そんな時、焦らず冷静に行動できるように!ちょっとでも知識を入れておくといいと思います。



«   |   »

過去の記事


とがみ歯科
モバイルサイト