歯周病と幸福感は関係している?
まずみなさんに簡単なアンケートです。
次の10項目のうち当てはまる項目の数を数えてください。
①食べ物はあまり噛まずに飲み込む
②飲み会から帰るとついそのまま寝てしまう
③はっきり言って野菜は嫌い
④猫背である、歩幅が小さい
⑤一日中お菓子やコーヒーが手元にある
⑥常にスマホをいじっている
⑦気づけば柔らかい物ばかり食べている
⑧慢性的に寝不足、寝つきが悪い
⑨今ブームの炭酸飲料とお酢ドリンクが大好き
⑩タバコがやめられない
一見歯周病とは関係なさそうな項目もあると思いますが、実は医学的に根拠があるものばかりです。あなたはいくつ当てはまりましたか?
10項目のうち、当てはまるものが
0→歯周病リスク(低) 1→歯周病リスク(中) 2~4→歯周病リスク(高-)
5~7→歯周病リスク(高) 8~10→歯周病リスク(高+)
さて、この結果が幸福感とどのように関係するというのでしょうか?
「第一三共ヘルスケア」の調査(歯周病リスクと生活の質に関するアンケートを全国の30~50歳の男女1355名に施行)によると、歯周病のリスクが低い人ほど幸福感が高く、ストレスや疲労を感じにくいことが明らかになっています。
検査項目は3つです。
①自分は幸せだと思いますか?
②ストレスを感じていますか?
③疲労を感じていますか?
どの項目でも歯周病リスクが高くなればなるほど数値が高く(低く)なっており、幸福感があると答えた人に関してはリスクが低い人で62.5%、リスクが高+の人で49.6%と、12.9%の差がありました。ストレスを感じるかでは最大37.4%の差があり、疲労を感じるかでは38.4%もの差があります。
この結果から、口内環境が健康だけでなく、生活の質にも関係していることがよくわかりますね。
日本人は約8割の人が歯周病にかかっていると言われています。最大の予防はお家での正しいブラッシングと定期的な検診です。歯周病リスクを低く抑えるためにも日頃の口腔ケアを少し見直してみましょう。幸せな毎日はいい歯から舞い込んでくるかもしれませんよ。
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