知覚過敏について
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知覚過敏について

2017年02月09日(木)7:49 PM

こんにちは!

暖かく感じる日もありますが、まだまだ寒いこの季節、冷たい水を飲んだ時、外の冷たい風に歯がチカっとしみたという経験はありませんか?

虫歯ではないけど歯が“しみる”のは知覚過敏かもしれません。

今回は知覚過敏についてお話します。

 

知覚過敏とは‥

歯は、エナメル質というとても硬い表層部分と象牙質というエナメル質の下の層にある組織。

また、象牙質まで虫歯が進行した場合、痛みを感じることが多くなります。

それと歯髄、歯の中心部、神経が通っている組織です。歯の痛みを感じるのは主にこの歯髄です。歯髄には痛みを感じるということ以外にも、象牙質の形成や歯への栄養の供給、炎症などの刺激に対する防御反応などの役割があります。

それからセメント質、歯根の象牙質の表面を覆っている組織です。

 

歯が“しみる”のは、歯のエナメル質が削れてしまい、象牙質が露出することで発生します。(象牙質には歯髄につながる小さな穴があります。)これが知覚過敏の症状です。

 

 

では、どうして知覚過敏になってしまうのでしょうか?

原因にはこんなことがあります。

 

・歯ブラシの磨く力が強すぎる、動かし方が大きい

 毎日の歯磨きで強く磨きすぎていたり、歯ブラシを大きく動かして磨いていると、歯のエナメル質が傷つき、削れてしまいます。

 *正しいブラッシング圧は、100~200g と言われています。動かすのも歯を1本ずつ磨くイメージで細かく動かすようにしましょう。

 

・歯ぎしり、かみ合わせが悪い

 人間の噛む力は40~60kgあるそうです。 硬い歯でも削れたり、割れたりしてしまいます。顎にも負担がかかり“顎関節症”の原因にもなります。

 *マウスピースで予防ができます。

・酸

 歯のエナメル質は硬いですが酸には弱く、酸がエナメル質を溶かしてしまいます。

・歯周病、加齢

 歯周病や加齢によって歯ぐきがさがり、象牙質の露出によりしみる症状がでたりします。知覚過敏のほとんどはエナメル質が薄い、またはほとんどない歯の根元部分でおこります。

・歯石除去

 歯石が露出した象牙質を覆っている場合、直接、象牙質に刺激が加わらないため知覚過敏の症状がでませんが、歯科医院で歯石を除去すれば象牙質が露出するため知覚過敏の症状が出やすくなるのです。

・ホワイトニング

 ホワイトニングの薬剤が歯の細かい傷やヒビから入り込み刺激してしみる症状がでます。

 

原因はいろいろとありますが、原因に応じて治療や予防もできますので、歯医者さんで相談してみてください。

 

 

 



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