口呼吸の危険性
こんにちは。桜も少しずつ散ってきましたね。新生活に慣れてきた頃でしょうか?皆さんは、普段の生活で何気なくポカンと口が半開きになっていませんか?口で呼吸していませんか?日本人のおよそ8割が口で呼吸をしているそうです。誰でもそうですが鼻で呼吸しづらい状況もありますよね?私も春になると花粉症で鼻詰まりになり、つい口で呼吸してしまいがちですが、いつも口呼吸していると危険なんです!今日は、その危険性についてお話します。
口呼吸は、口が開いているのでだ液の出る量が少なくなります。だ液には、殺菌成分”リゾチーム”が存在しています。しかし、だ液が減ると、この殺菌成分である”リゾチーム”も減り、ウィルスや雑菌が繁殖して口臭、むし歯、歯周病の原因になってしまうのです!!また、舌の位置は本来上顎にくっついています。その舌の力によって上顎は広げられます。しかし口呼吸の人は、呼吸をしやすいように舌が下がります。そして空気の通り道を確保します。そのため、上顎は広げられず狭くなり歯が前に出るので出っ歯になりやすいのです。そして、鼻や上唇周辺の筋肉が使われないため筋肉がたるみ、ぼけっとした顔になっていきます。口で呼吸をしている人は呼吸しやすいように舌が後方にあります。なので、寝ているときに力が抜けより後方に落ちてしまい気道を塞ぎ睡眠時に無呼吸症候群にもなりやすいのです。鼻で呼吸をしている人の吸った空気は、鼻の粘膜を通って水分を吸収し湿度が高い状態で器官や肺に入っていきます。口呼吸の方は乾燥した空気が直接器官に送られるため、喉や肺を痛めたり雑菌が入り込みやすくなり風邪をひきやすくなります。また、慢性的なアレルギー体質になってしまうこともあります!!口が開きやすい人は意識的に口を閉じて鼻で呼吸するようにしましょう。口が開いていることに気が付いたらすぐに直して鼻呼吸を習慣にしてください。舌や口周りの筋肉を正しく使えるように練習することも鼻呼吸に繋がります。当院でもそのような練習をしています。気になる方は、お気軽にご相談ください。鼻詰まりや慢性鼻炎など、鼻の病気を抱えている方は耳鼻科の医師に相談してみて下さい(^^♪
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