フッ素は実際に歯に良いの?
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フッ素は実際に歯に良いの?

2017年04月25日(火)4:06 PM

フッ素を使うと歯が強くなる!と言われていますよね。

幼稚園や学校でもフッ素洗口を実施しているところは数多くあると思います。

一方、フッ素は毒だ!と煽る方もいらっしゃいます。

確かにフッ素は元素記号でいうF(フッ素)とNa(ナトリウム)が合わさってできたフッ化ナトリウムです。

乳児の体重で、歯科のフッ素塗布のジェルを約3グラム以上一気に飲み込むと嘔吐等の症状を訴えることがあります。実際には3グラム等の非現実的な量は絶対に使用しません。

 

では、Cl(塩素)とNa(ナトリウム)がくっつくと何になるか知っていますか?

答えは塩です。身近なところにも元素が存在しているんですね。元素そのものは猛毒でも化学反応で様々なものに変化します。長い目でみて化学物質が体にどのような害を及ぼすのか、まだ解明されたわけではないので一概にすべてがいいとは言い切れませんがその有用性は実証されています。

平成28年度 

蒲郡市の小学校で行われたフッ素洗口の評価結果が出ています。

 

フッ素洗口を実施している子のほうがむし歯の経験や保有率がぐんと少ないことがわかりますね。

図4の歯垢の残り方でみて分かるように、歯の磨き方には特に差は見られないので、むし歯菌に対する抵抗力が高まっているということが言えるでしょう。

フッ素を使用すると実際に歯を強くする効力があることは確かです!

いろんな見解がある以上、無理にフッ素を塗らないといけないとは言いませんが試してみる価値はあるのではないでしょうか?



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