砂糖とおやつ
虫歯の原因は、みなさんご存じの通り糖です。一番大きなリスクをもたらすのが砂糖(スクロース)です。
これは細菌が歯垢を作るのを促すグルコース(ブドウ糖)と、酸を作るのを促すフルクトース(果糖)が1:1であわさった糖です。
歯垢が作られるうえに、酸まで生産されてしまうので歯にとって、とても危険なわけなのです。
それ以外に、グルコースのみ、フルクトースのみを含んだ食品でも虫歯のリスクには、かわりありません。
グルコースは主に穀物やイモ類や果物に。
フルクトースは主に果物に。
もう一つ単糖類といわれるものに入るのに
ガラクトースがあります。これは、乳糖に入っている成分です。
ちなみに精製された砂糖のように高い純度ではないですが、いずれも食物の中には糖が含まれていますよね。
少し難しい話になりましたけど、本題にはいります(*^_^*)
市販のお菓子は砂糖たっぷりで虫歯の大きな原因になりますが、果物はどうでしょうか?
果物は原則虫歯になりにくい食品です。
理由としては
①繊維質が多く、歯にへばりつかずに洗い流されるから。
②砂糖をあまり多く含まないから。
どちらかというと①のほうがメインの要素です
果物には、上記でも記したようにフルクトースを中心に、グルコースやスクロース(砂糖)が程よく含まれていて、それが甘いのです。なので、砂糖が含まれているという点ではもちろん虫歯にならないわけでは決してありません。
お菓子やパンなどよりは虫歯になりにくいということです。
<*注…生の果物を前提として。>
りんご、梨、みかん、キウイ、ぶどう、いちごなどがおすすめです。
例外として、バナナだけは粘度が高く、糖分が多く歯にへばりつきやすいので注意が必要です。
食後は歯磨きするのが一番ですが、少しでもリスクの少ないおやつを選ぶことが大事ですね。歯磨き出来ないときはうがいをするといいです。
人によっても年齢によってもリスクは異なりますので、歯科医院でご相談ください(^_-)-☆
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