GW休診日のお知らせ/歯石とは?
休診のお知らせ
4月28日(日)~5月6日(月)の期間、
当院は休診とさせて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
お休みの期間中に痛みが出たり、かぶせもの、仮歯が取れてしまいお急ぎの場合には、お近くの休日診療所をお尋ねください。
※受診の際には、必ず保険証等をご持参ください。
今週末からGWですね!今年のGWは最大10連休という方もいるようで、みなさんのご予定はいかがでしょうか?遊びに出かけるのもどこも混んでいそうですよね…
私もここぞとばかりに旅行の予定を前々から計画していたので楽しみにしています!
ところで、最近歯石をとったのはいつですか?それとも最後に歯石をとったのはいつですか?
歯石は、歯垢(プラーク)と呼ばれる歯に付着した食べかすに細菌が繁殖したものが唾液に含まれるカルシウムイオンとリン酸イオンが結合してできたリン酸カルシウムで、文字通りの石のように硬くなったものです。
歯石になる前の歯垢は、口内に残った食べかすが原因で出来るネバネバした汚れのことで、口臭や虫歯、歯周病などの原因となるものです。これは丁寧に歯磨きをすることで除去できますが、手入れが行き届かず、落としきれなかったものは二週間ほどで石灰化し、歯石化してしまいます。一度歯石になったものは歯に強固に貼り付いているため、歯磨きでは落とすことはできませんので、歯科医でのクリーニングを受ける必要があります。
また歯石の表面には小さな穴がいくつもあいており、軽石のような構造になっています。その穴の中に新しく歯垢が付着し、歯石が大きくなって行くという悪循環が生まれてしまうのです。
また、唾液の分泌量が少ない人や歯並びが悪い人は口の中の自浄作用がうまく働かなかったり、磨き残しが残ったりしてしまうため、普通よりも歯垢がたまりやすい=歯石ができやすいと言えます。
歯垢、歯石は、1mgあたり約10億の細菌が存在していると言われています。これらの細菌が毒素や匂いを発生させ、虫歯や口臭、そして歯周病などの病気を引き起こす原因となっているのです。また恐ろしいことに、歯垢の中にいる細菌が歯肉の血管に入り込み、体全体に広がることで心臓病、脳梗塞、糖尿病、癌など体全体の病気にも繋がるということも分かっています。
歯周病が糖尿病と結びついているということは聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それだけにとどまらず、口内環境は様々な重篤な疾患と深くつながっているということを覚えておきましょう。歯垢が増えれば歯石ができるリスクも高まり、歯石が溜まれば健康にも影響が出てしまいます。
まずは普段の歯磨きできるだけ歯垢の磨き残しがないように丁寧なブラッシングを心がけて、3~6か月にいちど歯科医院での歯石除去のクリーニングがおすすめです。