ささいな衰えに注意!
「ささいな衰え」に注意!
最近小さなお口のトラブルはありませんか?
・食事の時よくむせる、食べこぼしがある
・食欲がない
・硬いものが食べにくい
・滑舌が悪い、舌が回らない
・口が乾燥する、口臭がする
このようなささいなお口のトラブルには注意が必要です⚠️
最近よく耳にする「オーラルフレイル」という言葉があります。オーラルフレイルとは“ささいな衰え”の放置が負の連鎖を引き起こし、最終的には重篤な口腔機能低下を引き起こす可能性を可視化した概念です。
同じように「口腔機能低下症」という言葉もよく耳にします?
違いとしては「オーラルフレイル」は社会的、精神心理的課題と複合して生じている不自然な衰え(老化)であるということです。つまり、意識的なアプローチによって健常な状態に回復可能である!ということです。
簡単に言うと、お口のささいな衰えによって口腔機能が低下し、それは心身機能の低下にもつながるが、その衰えを見逃さず予防していけば健康状態に回復することも可能であるということです!
お口の中の健康が全身の健康にも繋がります✊意識的にアプローチしていきましょう✊
①パタカラ体操
『パタカラ』の発音は噛む時や飲み込むときに使う舌と口の周りの筋肉を動かします?
まずは『パ』『タ』『カ』『ラ』と一音はっきり口にしてみましょう。
その後『パ、パ、パ、、』『カ、カ、カ
、、』とそれぞれ10回ずつ言いましょう。
『パ』口を閉じる筋肉を鍛えます。食べ物がこぼれないようにします。
『タ』舌の先の筋肉を鍛えます。食べ物を飲み込みやすくします。
『カ』舌の奥の力を鍛えます。飲み込んだあとに食べ物を食道に送る動きを鍛えます。
『ラ』舌を巻く力を鍛えます。噛み砕いた食べ物を飲み込みやすくまとめられるようになります。
②唾液腺マッサージ
唾液の出やすいポイントがあります。そこを刺激して唾液の分泌を促しましょう。
(1)耳下腺マッサージ
指、数本を耳の前(上の奥歯あたり)に当てて10回円を書くようにマッサージします
(2)顎下腺マッサージ
顎のラインの窪み部分3,4箇所を押していきます。各ポイント5回ほど押しましょう。
(3)舌下腺マッサージ
顎の中心の柔らかい部分に両手親指を揃えてあてて10回上方向にゆっくり押し当てましょう。
③口の体操
唇やお口周りの筋力をアップすることで口の機能が高まります。よく唾液がでるようになり、食べ物を飲み込みやすくなります。お顔の表情もイキイキします?
・『ウー』『イー』と口を窄めて横に開きましょう。
・「ブクブクブク」するように頬を膨らませたあと窄めるという動きを数回しましょう。
このように予防法はまだまだいくつもあります!ぜひできることから試してみてください✨ささいな衰えに気をつけ、かかりつけの歯医者にも定期的に通いましょう?
いつまでも元気でおいしく食べられるように!!ずっと笑顔で“健康長寿”を目指しましょうね??