認知症と歯科医療の関係
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認知症と歯科医療の関係
2015年01月09日(金)7:16 PM
認知症と歯科医療
日本には認知症の人が約4万人、認知症の前段階である軽度認知障害の人が約380万人いるそうです。(2012年厚生労働省より)
「認知症800万人時代」とも言われている今、歯科医療の力に注目が集まっています。
認知症には治療薬もありますが、それだけではなく、暮らしを豊かに幸せなものにしていくことが重要だと思いませんか?
その中の1つとして口腔ケアがあります。これは、認知症の進行に直結する「食」の問題にもかかわるものです。
人間は歯が20本以下になると、急速に「食べる力」が失われていくということがわかっています。
だからこそ、8020運動というものがあり、80歳になっても20本以上歯を保つことが薦められているのです。
「食べる」ということはただ栄養を摂取するだけでなく、人と一緒に食べる楽しさや幸せをもたらしたり、
会話などのコミュニケーションを通して「話す」というもうひとつの口が持つ機能も維持していくことができたりして、
暮らしの中で大切な行為の1つなのです。
実際に、愛知県で4400名ほどを対象に4年間行った調査では、歯の本数や噛む力を維持することによって、
認知症の発症を遅らせることことができるという結果が出ています。
この「食べる力」を維持していくためにも、虫歯や歯周病の治療のために歯医者を利用するだけでなく、
検診や歯石取りなど口腔ケアのために歯医者を利用し、歯の健康を維持していくことをお勧めします。
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