無呼吸症候群は歯科治療で改善する!
睡眠時無呼吸症候群は歯科治療でも改善される!
みなさんはSASという病を知っていますか?
睡眠時無呼吸症候群といって、大半は、睡眠中に喉の周辺の筋肉が緩むことで、喉の壁や舌の付け根が奥に引き込まれて気道がふさがったり狭くなるために、寝ている間の呼吸が浅くなり数秒間息が止まったりして、重症になると、夜中に何度も起きたり昼間に急激な眠気を覚えるそうです。
SASは高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などを招く元凶でもあります。健康な人に比べると2~3倍もこれらの病気にかかりやすくなります。
それだけではなく、昼間の急激な眠気による居眠り運転や事故など、他人に迷惑をかけることも起こりうるのです。
この病の原因は、肥満と、あごの形や骨格により年齢とともにだんだん筋肉がゆるむことでなるものの2つが考えられます。
肥満の場合は痩せたら治ることもありますが、骨格が原因の場合はこの病とうまく付き合っていくことが必要になってきます。
通常は、CPAP装置を就寝時につけて気道を確保します。鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。しかし、このマスクは重く、空気を送る際に多少音も出るので旅行や出張には少し大変です。
そこで次善の策として挙げられるのが睡眠時無呼吸症候群専用の「マウスピース」です。
マウスピースを口にはめて、下あごを引き出して固定し、気道を広げます。この装置を使うと口が開けられず、舌も動かせないので多少違和感は感じるかもしれませんが、軽くて小さいので持ち運びも簡単で手軽な装置です。
SASは、装置をつけるだけで劇的に改善される病です。マウスピースならば、歯科医で歯の型をとって装置を作るので簡単にできますし、保険適応で費用もそれ程かかりません。自覚症状があるかたは受診されることをお勧めします。質の良い睡眠は健康への第一歩です。
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