正しい舌の位置③
正しい舌の位置って??その③
3月5日のブログで舌の動きを良くしていく運動をお伝えしました。
3月20日のブログでは正しい舌の位置と唇の状態を覚える運動や正しい飲み込み方を覚える運動を5つ紹介しました。今回はその続きです。
レッスン2
①バイトポップ(噛む力と舌を持ち上げる力を強くする)
両手をほほにあてて、舌全体を上あごに吸い上げて奥歯を噛みしめます。
このとき、舌の先はスポットにつけます。
次に口を大きく開けて「ポン」と音を出します。
このとき、舌の裏側のひもを出来るだけのばすことが大切です。
※スポット…上の前歯のすぐ後ろの歯茎の部分
②カッ!スワロー(正しく飲みこむときの舌の奥の部分と、のどの動きを覚える)
仰向けになり少し口をあけ、舌の先のほうを上から指で軽く押さえます。
舌を押さえまま、大きく口をあけ「カッ!」と発音します。
このとき鏡で舌の奥の部分の動きをよく見てみましょう。
確認が出来たらスプレーで水を入れ、舌の奥を持ちあげて喉を使って飲み込みます。
「カッ!」と発音した時と同じ動きで飲み込めるよう練習しましょう。
ポイントは大きく口をあけてやることです。
③タングドラッグ(舌の位置をよくする)
舌を上あごに吸い上げて、口を大きく開けたまま舌全体を後ろにゆっくりとずらしていきます。このとき、舌を丸めずにずらしていくことが大切です。
④サッキング(舌の横の部分の動きをよくする)
舌を上あごにつけて奥歯を噛みしめます。そのまま「いー」と唇を開いて舌の横の部分を使って音を立てます。このとき、舌の先を動かさないことが大切です。
⑤ポスチャー(舌をいつも上あごにつけておく)
舌の先をスポットにつけ、ストローを10分間噛みます。
このとき、唇は閉じた状態のままにしましょう。
これらの運動を1日2回、できればそれ以上練習をして舌の位置を定着させていきましょう。大切なのは毎日続けることです。たとえばテレビを見ている時など、ふとした瞬間にどれかひとつやってみるでもいいので、無理せず続けていくことが大事です。慣れてきたらだんだん回数や秒数を増やしてみてください。