子どもの歯ぎしり
朝夕はめっきり涼しくなりました。
シルバーウィークお天気にも恵まれて、お出掛けされた方も多かったのではないでしょうか☆
「まさか子供なのに歯ぎしりするの?」
「何か嫌なストレスを感じているのか?」
「歯が削れたりしないの?」
などと気になるお父さんやお母さんが多いのではないでしょうか(?_?)
今回は、子供の歯ぎしりの原因についてお話したいと思います。
{子供の歯ぎしりの原因とは}
歯ぎしりは、大人だけで子供はしないと思ってませんでしたか?
ストレスが溜まったおじさんだけがするものだと思っている方もいるのでは?(笑)
子供が毎晩ギリギリと大きな音をたてながら、歯ぎしりをするので
心配になった親御さんも多いのではないでしょうか。
しかし、実際は10歳までの子供の約40%が歯ぎしりをするといわれています。
5歳から10歳の子供といえば、ちょうど乳歯が抜けて永久歯が生えてきます。
子供の歯から大人の歯に生えかわる時期に歯ぎしりをする子供が多いのです。
この時期の子供は、成長に伴って顎が大きくなってきて、乳歯に隙間があいてきます。
この時に歯の噛み合わせが悪くなるので、歯ぎしりをする事で噛み合わせのバランスを調整しています。
同時に永久歯が生えてくるスペースも確保しているので、この時期の歯ぎしりは心配がいらないどころか、正常に成長している証拠ですね。
歯が生え始める乳児にも歯ぎしりはあります。
実は、子供の歯ぎしりも大切ですが、乳児の歯ぎしりにも重要な意味があります。
赤ちゃんは、だいたい6か月頃からまず下の歯が生えますよね。下の歯が生えた後、上の歯が生えますが、この頃から歯ぎしりをする赤ちゃんがいます。
歯がないときの赤ちゃんは、口にくわえて吸うという単純な動きをメインでしています。
しかし歯が生えてくると吸うから噛むという動きをするようになります。
噛む動きとは、簡単に思いますが実は上下左右に複雑に組み合わせた動きなのです。そうなると、今までの吸うための顎の位置から噛む動きをする顎の位置に調整する必要が出てきます。
そこで、 歯ぎしりをすることで噛むことができる顎の位置をさがしているそうです。
「えっ?私の赤ちゃん歯ぎしりしなかった」という人も心配いりませんよ。気付いていないだけでほとんどの赤ちゃんがしています。赤ちゃんが目についたものを何でも口にいれるのも、噛む練習をしているので歯ぎしりと同じ効果があります。
ということで、赤ちゃんや子供の歯ぎしりは成長に必要な行為なので特に治す必要はありません(*^^)v
しかし全てが大人の歯に生えかわっても、歯ぎしりが治らない時は少し話がちがいます。
歯ぎしりが原因で極端に歯がすり減ってしまうことや、顎や歯を痛めてしまうこともあります。
そんな時は成長に必要な歯ぎしりだと放っておくのは危険ですから、診察してもらってくださいね。
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