2016年1月26日
抜歯後に注意したいこと
☆薬の服用、生活について
1.手術後、止血用のガーゼを噛んだ状態で、すぐに帰宅できることもあります。その際は、ガーゼを外していい時間(15分くらい)がくるまで、しっかり噛んで止血しましょう。
2.麻酔が切れるまで1~2時間かかります。
唇や頬の内側、唇をかんだりしないよう気を付けてください。
食事はできる限り、麻酔が切れてからにしてください。
3.患部の痛みや腫れ、発熱があっても冷やしたり、温めたりしないようにして下さい。創傷治癒過程での正常な反応ですので、抗菌剤と鎮痛剤を内服し、安静にして治癒を待ちましょう。
☆感染防止、治癒のための注意事項
抜歯した部位は、傷口でもあります。感染防止と治癒のために、以下のことを守りましょう。
1.患部を舌でさわったり、激しいうがいは避けましょう
たまった血が血餅になります止血用のガーゼを外したあとも、しばらく少量の出血があるかもしれませんが、激しいうがいをして、患部にたまった血を洗い流さないようにしてください。患部にたまった血は と呼ばれる赤色や赤黒い色のゼリー状のかさぶたになり、患部を保護します。何らかの刺激で血餅がとれると、治癒が遅れたり、顎の骨(歯槽骨)がむき出しになって強い痛みを伴う になる恐れがあります。
抜歯後のうがいは、水をそっと口に含んで静かに吐き出すようにして、傷口を指や歯ブラシで触らないように注意しましょう。
2.激しい運動や長風呂、飲酒は控えましょう
血のめぐりが良くなり、再び出血したり、痛みや腫れが強くなる恐れがあります。安静に過ごしましょう。
3.薬は歯科医師の指示を守って服用しましょう
抜歯後、感染を予防する抗菌剤(抗生物質製剤)や、痛み止めのお薬を処方される場合があります。薬の種類によって、効能や服用方法が異なります。
例えば、抗菌剤は、菌が薬に対する耐性をもってしまう耐性菌を防ぐために、指示された服用方法・日数を守り、きちんと飲み切ることが大切です。飲み忘れに注意し、自己判断で服用をやめないようにしましょう。
こんなときは歯科医院に相談を
- 薬を服用したら、発疹や下痢、胃のむかつきや嘔吐がおきたとき
- ガーゼで20分以上しっかり咬んでも、口の中いっぱいになるほど、出血が止まらないとき
- 我慢できないほどの激しい痛みが3日以上続き、痛みが軽減しないときなど
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