年末年始のお知らせ
いよいよ今年も残りあとわずかになりましたね。
大掃除をしたり、年賀状を書いたり、お歳暮など年末年始の準備をしたり、何かと毎日忙しく感じる日々でした。
わかっていてもなかなかできなくて…焦りますよね…(笑)
年末年始のお休みのご案内をさせて頂きます。
12月28日㈬~1月4日㈬
上記期間、当院は休診とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願い致します。
治療中の患者さんにとって心配なことと言えば
“治療中の歯にトラブルがあった時どうすれば良い?“ということだと思います。
医院としましては、お休みの間に治療中の歯になるべく痛みが出ないように…仮歯がはずれてしまわないように…などご迷惑をおかけしないようにと治療を進めております。
ですが万が一トラブルが起こってしまった場合は、お近くの休日診療をお尋ねください。
<蒲郡市休日歯科診療所>
・診療日 毎日曜・祝日。12月30、31日。1月1・2.・3日
・診療時間 午前9時~午後12時
・電話 0533-69-8020 (診療時間内のみ)
・場所 蒲郡市保健医療センター 浜町4番地
もしもの事態にならないために今日は“歯科治療中のお食事について”お話します。
歯科の治療中には“強く噛まないで欲しい期間”があります。
できるだけ歯に負担のかからないものを召し上がっていただくと良いのですが“おかゆ”ばかりでは栄養面が心配です。だからと言って何でも好きなものを普段と同じように召し上がっていただくと治療中の歯に大きな負担をかけてしまうことがあります。
強く噛むことによって痛みが出るなどせっかくの治療が上手く進まなくなってしまうことがあるのです。
強く噛まないで欲しい期間
①外科治療(抜歯など)を受けた時。(1週間程度)
腫れやしみる症状がある傷がある場合には1週間くらい生醤油・酸味の強いもの・香辛料は避けて下さい。
だんだんと傷がふさがってきますのでそれまでは、具が小さくスプーンで簡単につぶせる柔らかさの物がお薦めです。
②仮歯が入っている時。
仮歯は治療途中の歯につけます。必要な時に外せるように接着力の弱い接着剤でとめてあります。調整しやすいように軟らかいプラスチックのようなものでできていますので、強い力がかかると取れてしまったり割れてしまうことがあります。
粘着性があるもの(ガム、キャラメル、お餅など)引っ張ってかじるもの(スルメ、焼き鳥など)硬いもの(お煎餅、飴など)は歯にくっついてしまい仮歯が取れてしまったり、割れてしまったりする原因になりますので気を付けてください。
③新しい入れ歯を調整している時。
早く慣れようと無理をしてはいけません。普段同様のお食事は少しの間辛抱して下さい。
“軟らかい物から食べ初めて少しずつ慣れる。”というのが理想です。
無理をすると歯ぐきを傷つけてしまいます。おかゆやスプーンでつぶせる位の柔らかい物から試してください。
④神経治療をした後。
根管治療の後に歯に物が当たると痛かったり、噛むと痛かったりすることがあります。歯の根の周りには噛んだ時に硬い物や軟らかいものを判断する歯根膜(しこんまく)という薄いクッションがあります。根の先からこの歯根膜に炎症が伝わると噛んだ時に痛みが出ます。
嚙み合わせを調整したり、なるべく固いものは反対側で噛んでもらったりして軽減させることはできますが、逆に反対側に負担がかかりすぎて顎が痛くなるようなこともありますので、なるべく安静に軟らかいものを中心に食べてもらったほうが安心です。
強く噛まないですむように“やさしい食事”をしていただきたいのですが、軟らかい食べ物ばかりでは栄養が偏ってしまう心配もありますよね。
最近ですと、ユニバーサルデザインフードといって、栄養バランスのとれた流動食のレトルト食品もいろいろあります。レトルトは嫌だな…という方には、ミキサーを活用してもらって野菜をマッシュしてペースト状のスープにしてもらうのもいいと思います。
大変ではあると思いますが、なるべく歯に負担がかからない“やさしい食事”を考えてみて下さい。