妊娠中の口内環境
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妊娠中の口内環境
2018年03月13日(火)7:29 PM
妊娠中から出産後は、体調の悪さや昼夜問わずの授乳、育児により、平均で3年ほど歯科から足が遠のき口内ケアもおろそかになりがちです。またホルモンの変化により、歯茎が腫れたり出血しやすくなるなど歯肉炎で悩む人もふえます。
ママの口内環境がよくないと、早産や低体重児など赤ちゃんへの影響もでてきます。
実は歯周病を引き起こす菌は女性ホルモンが大好物なのです。
さらに、もともと歯周病があった場合、菌がさらに活発になり悪さをします。妊娠前から、口内環境を整えておくことが大切です。
女性ホルモンが増加すると、唾液の分泌量は減少し粘度が増してネバネバ感が増します。唾液は食物の消化を助けるだけでなく、口内を洗い流すという自浄作用の役割も果たしていますから、量が減ってしかもネバネバした唾液になることで、歯肉炎や虫歯になりやすくなってしまうのです。
妊娠前よりさらに丁寧なケアが必要になります。
歯肉炎になると、歯肉に炎症を起こす物質が血液を介して子宮まで到達し、子宮収縮をおこしてしまうのです。
子宮が収縮すると、お腹の赤ちゃんは下の方に行かざるを得なくなり早産のリスクを高めます。そのリスクは歯肉炎がない人の7倍とされます。タバコやお酒による早産のリスクはおよそ3倍とされていますので、いかにリスクが高いかがわかります。
さらに、胎児の成長にも影響があるといわれ、2500グラム未満の低体重児になりやすいとされます。
さらに妊娠初期の頃はつわりがあると、胃酸が逆流し、口内が酸性に傾きやすくなります。おまけにつわりのときは一般的にどうしても酸っぱいものを食べたくなることが多く口内はさらに酸性になりがちです。
すると歯の表面が溶け出しやすくなり、放っておくと虫歯を発症してしまいます。
つわりの時は歯を磨くのも大変ですが、歯を守るためには、こまめに口をゆすいだりしましょう。
妊娠初期のうちにまずは一度受診しましょう(*´▽`*)