お口のトラブル予防に!
ここ数年でお水でのうがいだけでなく、洗口液でうがいをするようになった方も多いのではないでしょうか?当院でも、治療前に洗口液でのうがいをしていただいています。
洗口液の効果としては、殺菌、口臭予防、保湿、プラーク付着抑制、歯石沈着抑制、歯肉炎予防などがあります。
今回は、それぞれのライフステージに合わせた使い方をお話ししていきます?
○幼児期・児童期
ブラッシングを中心としたセルフケア能力の習得と、健康な食の選択能力の習得が必要な時期です。この時期はフッ化物洗口が、歯質強化につながります。
○ 青年期
歯ブラシとデンタルフロスを併用したセルフケア能力の習得が目標の時期です。歯肉炎をセルフケアで健全な状態に戻し、歯周炎への進行を予防することが目的です。虫歯や歯肉炎には、フッ化物配合洗口剤か殺菌成分を含む洗口液が効果的です。
○壮年期
歯周病が発症し、進行する時期です。セルフケアと歯医者でのプロフェッショナルケアを組み合わせた歯周病対策が必要です。虫歯予防、歯肉炎・歯周炎予防が大切になってきます。
○ 老年期
8020達成者が増加する一方で高齢者の根面う蝕が課題となっています。また、全身疾患を持っている人も多く、睡液分泌量の減少による口腔乾燥、摂食嚥下障害等の症状がみられます。細菌、宿主、環境などのリスク因子が重なり、高齢者では歯周病が進行しています。
洗口液は種類がたくさんあるので、その中からみなさんの今のお口の状態に合ったものを効果的に活用できると良いのではないでしょうか?
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