ドライマウス
冬になると空気が乾燥して、手や髪の毛がガサガサ、ギシギシして毎日のお手入れが欠かせません。
お口の中も、うるおい不足が引き起こす「ドライマウス」というものがあります。
ドライマウスとは、自覚症状として口が渇いた症状を感じたり、口が乾燥している状態を表す言葉です。
いつもお口が乾いていると…乾いたものが食べにくい、口の中のネバつきが気になる、入れ歯が合いにくくなる、長い間話しにくい、
味が変に感じる、舌が痛くなる、口臭がきつくなる、歯周病・虫歯になりやすい、口の乾きで目が覚める…など様々な症状が現れます。
その原因は・・・唾液の分泌量が少ない。唾液の分泌量が正常なのに口が渇く。唾液の分泌量が正常で
蒸発する量が多い。の3つのパターンがあります。
唾液には、抗菌作用があります。唾液の分泌が低下すると、口腔内の虫歯菌の増殖を促進させるため、
虫歯や歯周病になるリスクが非常に高くなります。また、口臭の原因になるとも言われています。
高齢の方ですと、ドライマウスで食べ物をスムーズに飲み込めなくなるという危険をもたらします。
乾燥がひどいと頬や舌などの粘膜がヒリヒリと痛くなったり、入れ歯による傷ができやすくなったりします。
推定患者数が800万人、50歳以上の60%、にものぼると言われている「ドライマウス」。
どのような予防法があるのでしょうか。
・口の中を常に潤しておくこと。
口の中の渇きを感じたら、ガムをかむことで咀嚼刺激を与え、唾液の分泌を促します。
ガムは味覚による刺激もありますので、さらに唾液の分泌を促す効果があります。
・こまめな水分補給やうがい。
・部屋の湿度のコントロール。
・マスクをして、なるべく口が乾燥するのを防ぐ。
・保湿スプレーやジェルを使用する。
等です。
「たかが口の中の乾燥」と放っておくと虫歯や歯周病になりかねませんので、ご注意を。
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