歯の変色、着色
前々回のブログで、Bluetoothの名前の由来について書きました。
名前の由来になった王様は、青い歯をもっていましたが、なぜ歯が青く見えてしまったのでしょうか?
それは歯の神経が死んでしまい、変色したからと考えられます。そこで今回は、歯の変色・着色についてお話します🦷
変色・着色は、歯の内部に原因がある内因性と、歯の外部からの影響が原因となっている外因性のどちらも考えられます。
①まずは外因性の歯の変色・着色についてです。
原因としては、以下のようなものが考えられます。
・コーヒー、茶、赤ワイン、タバコなどの嗜好品
・むし歯
・色素を産生する菌
・歯科治療で用いた金属
外因性の原因のうち、嗜好品が最も大きい割合を占めます。
②次に内因性の歯の変色・着色についてです。
原因としては、以下のようなものが考えられます。
・加齢(年をとると歯が黄色く変化する)
・歯の障害
・歯の内部吸収(歯の内部が溶けてしまうこと)
・遺伝性疾患
・代謝異常疾患
歯の障害の例には、歯髄(歯の神経)が出血したり、むし歯や打撲などが原因で死んでしまったりすることが挙げられます。
歯の内部吸収により、ピンク色に見える場合があり、これはピンクスポットと呼ばれます。
冒頭で紹介した王様の歯が青く見えたのは、【内因性の歯の障害】が原因であったのだと考えられます。
むし歯が進行してしまったか、歯をどこかにぶつけてしまったか、真相が気になりますね!
この王様が生きていた時代は、歯を元のように白くすることは難しかったかもしれませんが、現在はホワイトニングや、歯科医院での専門的なクリーニングを定期的に行うことで、白い歯を保ち続けることができます。また専門的なクリーニングを定期的に続けることは歯周病や虫歯予防だけでなく、お口の中が常に清潔になり体の健康のもつながります。
歯の変色・着色について困っていることがあれば、いつでもご相談してください(^▽^)/
次回以降、ホワイトニングについて紹介しようと思うので、楽しみにしていてくださいね♪
« 仕上げ磨き |
とがみ歯科・雑学ブログ
過去の記事
とがみ歯科
モバイルサイト